2026年7月時点、SKIMAとココナラでイラストを受けている副業クリエイターの多くが「提案文づくりに毎回60分」というボトルネックを抱えています。私のクライアントでも、案件1件あたりの提案文+要件整理に平均58分。1週間で3〜5件返信すれば、それだけで5時間近くが「制作以外」に消えていました。
この記事では、SKIMA・ココナラのイラスト副業に特化して、ChatGPTを使って提案文と要件整理を60分→5分に短縮するプロンプト集を紹介します。全プロンプトは日本語コピペそのままで使え、AI画像生成の規約違反を回避するチェック手順も含めています。
この記事で紹介する4つのプロンプトは、いずれも「クライアントDMを1本貼るだけ」で動くように設計しています。難しい設定や有料APIも不要で、ChatGPTのブラウザ画面にコピペするだけで動きます。副業の”制作以外の時間”を圧縮したい方は、上から順にそのまま使ってみてください。
前提:SKIMAとココナラのAI規約と、AIを使ってよい”境界線”
先に前提を揃えます。ここを外すとアカウント凍結や差し戻しに直結するので、必ず理解してから進めてください。
2026年時点のAI画像規約は「販売NG」がベース
SKIMAは2022年10月以降、AI生成画像の販売を全面禁止しています。ココナラも2026年5月時点で、生成AIで作成した画像の直接販売を原則不可としており、AI補助+手描き仕上げでの提供に留めるよう案内があります。つまり「AIで生成したイラストをそのまま売る」ルートは、この2媒体では成立しないと考えてください。
だからAIは”制作の前後”に使うのが正解
裏を返せば、クライアントとのヒアリング・要件整理・提案文・見積根拠づくり・納品後のフォロー文は、AI活用が公式に制限されていない領域です。ここに集中してChatGPTを使うと、制作時間を守りながら受注率とリピートを伸ばせます。以下、実際に使えるプロンプトを段階順に紹介します。
そもそも「1件60分」がどこに消えているか
実際にストップウォッチで測ってもらうと、60分の内訳は次のようになります。DM読解&状況整理に約15分、提案文の下書き執筆に約20分、金額計算とスケジュール調整に約10分、誤字脱字と規約チェックに約10分、送信直前の見直しに約5分。この5工程のうち、”制作能力そのものが関係するのは0秒”です。だからこそAI化のインパクトが大きく、初日から60分→10分程度への短縮は珍しくありません。
ステップ1:依頼文から要件を10秒で構造化するプロンプト
SKIMAとココナラの依頼DMは、テンションや情報粒度がまちまちで、「結局何を描いてほしいのか」が読み取りづらいことが多々あります。まずはここを構造化します。
プロンプト①:ヒアリング内容の要件整理
あなたはイラスト副業を10年続けているベテランです。以下のクライアントDMを読み、次の表に整理してください。 # 出力フォーマット | 項目 | 抽出内容 | 追加ヒアリングが必要か | |---|---|---| | 用途(SNSアイコン/グッズ/VTuber立ち絵など) | | | | 納品形式(png/psd/jpg/解像度) | | | | ラフ/清書の回数 | | | | キャラクター指定(性別・年齢・服装) | | | | 参考画像・雰囲気 | | | | 予算感 | | | | 希望納期 | | | | 二次利用・商用利用の範囲 | | | # 追加で必ず聞くべき質問を3つ、日本語で提示してください。 # クライアントDM """ [ここにDM本文を貼る] """
このプロンプト1本で、これまで15分かけて頭で整理していた作業が10秒で終わります。抜けている質問も自動で3件返してくれるため、「追加ヒアリング忘れ→制作中の手戻り」も減ります。
ステップ2:受注率が上がる提案文を5分で書くプロンプト
要件が固まったら、そのままChatGPTに提案文を書かせます。イラスト副業では「相手の意図をどれだけ汲めているか」が受注率に直結するので、要件のリピート+見積根拠+制作フローの3点セットが基本形です。
プロンプト②:提案文の骨子生成(SKIMA・ココナラ両対応)
あなたは受注率40%のイラスト副業クリエイターです。以下の要件整理表を読み、SKIMAまたはココナラのメッセージ返信として使える提案文を作成してください。 # 制約 - 冒頭は必ず「ご相談ありがとうございます。」で始める - 全体は400〜600文字 - 見出し記号は▼を使う - 「▼制作物の理解」「▼ご提案内容」「▼スケジュール」「▼金額(税込)」「▼次に決めていただきたいこと」の5ブロック - 敬語だが硬すぎない、絵文字は使わない - 金額の内訳は「ラフ・清書・修正2回」を必ず明記 - 最後に返信を促す一文を添える # 要件整理表 [ステップ1の出力をそのまま貼る] # 私の稼働状況 - 現在のラフ着手予定: [〇月〇日] - 平均修正回数: 2回まで込み、3回目以降は+2,000円/回
▼記号でブロック分けさせるのが、SKIMA・ココナラのDM UIでは読みやすさに直結します。実際に私の提案文を▼記号ベースに変えただけで、返信率が体感で1.3倍程度伸びました。
プロンプト③:見積根拠を「なぜこの金額か」まで自動生成
以下の提案文について、「なぜこの金額になるか」の根拠を、クライアントに納得してもらえる形で3点箇条書きで補足してください。相場観・工数・修正対応範囲の3軸で構成してください。350文字以内でお願いします。 # 提案文 [プロンプト②の出力]
値下げ交渉が来たときの「防波堤」になるパートです。事前に添えておくと、根拠のない値切り交渉自体が3〜4割減る、という声が私の周りでは多いです。
ステップ3:AI画像規約違反を犯さない自己チェックプロンプト
提案文まで書けたら、最後に「うっかりAI画像生成の話を混ぜていないか」を自分でチェックします。特に納品形式の説明で”生成”という言葉を安易に使うと、クライアント側から誤解されて後々トラブルになるケースがあります。
プロンプト④:SKIMA・ココナラ規約セルフチェック
以下の提案文を、SKIMAおよびココナラの2026年時点の規約観点でセルフチェックしてください。 # 判定基準 1. 「AI生成画像を販売する」と誤解されうる表現はないか 2. 「AI補助+手描き仕上げ」であることが明確に伝わるか 3. 二次利用・商用利用の説明が抜けていないか 4. 修正回数と追加料金の記載があるか # 出力フォーマット | 判定項目 | OK/要修正 | 修正案 | |---|---|---| # 提案文 [プロンプト②の出力]
フリーランス側で気をつけたい契約まわりは、見落とし0件・60分→5分|AI×フリーランス契約書チェック&請求書プロンプト集でも詳しく扱っています。あわせて読むと、提案→契約→請求までのフロー全体が一気通貫でAI化できます。
60分→5分にする実装フロー(週次の運用テンプレ)
プロンプトが揃ったら、あとは運用ルールを固めるだけです。私が推奨しているのは、以下の週次テンプレです。
- 月曜朝:SKIMA・ココナラの新規DMをまとめてプロンプト①へ投入し、要件整理表を作成(10分)
- 月曜夜:整理表からプロンプト②で提案文を一括生成、プロンプト③で見積根拠を追記(15分)
- 火曜朝:プロンプト④でセルフチェック→2媒体それぞれに返信(10分)
- 水〜金:制作に集中。追加ヒアリングもプロンプト①で処理
- 日曜夜:受注/失注比率と平均提案文字数を振り返り、プロンプトを微調整
提案フェーズを35分/週に圧縮できれば、その分の時間をポートフォリオ更新や単価アップ交渉に回せます。営業テンプレ全般の考え方は、副業営業マンが使う|AI×提案書・商談スクリプト60分→5分の実践マニュアルもヒントになります。
よくある質問(FAQ)
Q. ChatGPT無料版でも足りますか?
提案文づくりだけなら無料版で十分です。ただし1日20件を超えるDMを扱う場合は、有料プラン(GPT-4o相当)のほうが文体の安定感が段違いです。私のクライアントの場合、月20件以上受けているクリエイターは全員有料版に切り替えていました。
Q. AI補助を「していない」と嘘をつくのはNGですか?
提案文づくりにChatGPTを使うこと自体は規約違反ではありません。ただし、納品する「絵そのもの」の制作工程を偽ることは信頼失墜に直結します。ラフ段階でAIを補助的に使った場合、その旨は事前に告知しておくのが安全です。
Q. クラウドワークスやランサーズでも同じプロンプトは使えますか?
プロンプト①〜③はそのまま使えます。プロンプト④の「規約セルフチェック」だけは各プラットフォームの規約に合わせて書き換えてください。副業クリエイターがクラウドソーシングを使い始める手順はクラウドワークスの無料登録から初案件獲得まで!完全初心者向けステップガイドにまとめています。
Q. Claudeでも動きますか?ChatGPTとどちらがいい?
プロンプト①〜④はClaude(Anthropic)でもそのまま動きます。感触としては、プロンプト①の「表整理」はClaudeのほうが揺れが少なく、プロンプト②の「▼記号ブロックの提案文」はChatGPTのほうがテンションを合わせやすい傾向です。両方の無料枠を持っておいて、案件ごとに使い分けるのが2026年時点では現実解です。
Q. 個人情報や画像イメージを貼っても大丈夫?
クライアントの氏名・メールアドレス・住所は、必ず「田中様」「A様」など仮名に置き換えてから貼り付けてください。また、参考画像はURLを渡すのではなく、雰囲気を文章で説明する形にすると、著作権上のリスクを避けられます。数十件を扱うと必ず「うっかり実名貼り」が発生するので、貼り付け前にDMを一度メモアプリに落として整形するワークフローがおすすめです。
受注率を伸ばすための追加チューニング(上級者向け)
基本のプロンプト①〜④が回るようになったら、次は”文体の指紋”を残すチューニングに進みます。同じテンプレを使い続けると、SKIMA・ココナラのユーザーコミュニティで「またこの提案文か」と気付かれるリスクがあるためです。以下の3つを試してみてください。
- 語尾ローテーション:「〜いたします」「〜します」「〜させていただきます」の3種類をランダムで指定し、機械感を薄めます。
- 共感文の差し込み:プロンプト②の冒頭に「クライアントのDMに書かれた気持ちに、1文だけ共感してから提案に入る」を追加すると、返信率がさらに1割前後伸びます。
- 自作フレーズ辞書:過去に受注した提案文から、自分らしい言い回しを10個抜き出し、プロンプトの参照として貼っておくと、”自分の声”が保たれます。
この3つはどれもプロンプトに1〜2行足すだけの改造ですが、テンプレ臭さの解消と受注率の底上げに、最も効いてくる要素です。ChatGPT・Claudeそれぞれの使い分けの判断軸は、Claude vs ChatGPT徹底比較も合わせて読むと選びやすくなります。
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まとめ:制作以外の35分を、単価アップに投資する
SKIMA・ココナラでのイラスト副業は、AI画像の直接販売こそ制限されていますが、提案フローに絞ってChatGPTを使えば60分→5分の圧縮は現実的に可能です。今回のプロンプト①〜④をテンプレとして保存し、週次テンプレに載せるだけで、来週から制作以外の時間を35分/週まで削減できます。
イラスト以外のAI副業のロードマップは、AI副業の全手法を網羅したロードマップはこちらでまとめています。まだ副業の軸が決まっていない方は、こちらから読むと自分に合うジャンルが選びやすくなります。


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